綴れ
綴れ(つづれ)には、2000年以上の伝統があり、織物の中でも最も古い技法の一つです。世界的にも、エジプトのコプト織り、フランスのゴブラン織り、そして中国の明綴れ(みんつづれ)に代表されるほどです。
我が国では、帯地の高級品として京都西陣で発達しましたが、綴れ職人(男性)の爪は、のこぎりの歯のようにギザギザになっていて、毎日ヤスリで研ぐことから一日が始まると言われています。
爪で織ることから、爪織り綴れとも呼ばれます。上の写真は、綴れの丸帯です。
すくい
すくいとは、綴れ織りと同じ技法ながら金銀糸を使用せず、色糸だけで織られたものを指すようです。
上の写真は、八寸の名古屋帯です。